パパンダライフ!

倉敷とことこ/備後とことこ編集長。(一社)はれとこ副代表理事。3人っ子のパパ。1年間の育休経験有。フリーランス。妻:統合失調症/ASD、長男/長女:ASD/ADHD、次男もたぶん発達障害でサポート/育児に奮闘中。結構辛くてしんどい。Yahoo!ニュースエキスパートにて岡山市の地域情報を発信中

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小学校への入学。経済的に困窮していたら「就学援助制度(就学援助費)」を利用してみよう~【岡山市の場合】

経済的に困窮しているパパンダです(´・ω・`)

 

子どもが小学校へ入学にするあたり、あれこれと準備するものがありますよね。

もっとも代表的なものは、ランドセル。

 

ランドセルって、超高いのよね…。万単位です。

家計が困窮していた場合、すごく負担。

 

そんなときは、「就学援助制度(就学援助費)」を利用するとよいでしょ~。

岡山市の制度を実際に利用をしてみたので、まとめます。

 

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【目次】

 

就学援助制度とは

就学援助制度とは、義務教育の小学校・中学校へ通う子どもが安心して勉強できるよう、学用品費、給食費などの費用の一部を援助してくれる制度です。

 

なんとありがたい!

 

就学援助制度の対象

就学援助制度の対象

岡山市在住または区域外就学で、公立小・中学校(私立、特別支援学校は除く)へ通う子どもの保護者で、収入が一定の基準以下あること。

 

ざっくりいえば、経済的理由で就学に困っているひとです。

 

就学援助制度の支給内容

支給制度の説明のなかには、「学用品費給食費などの費用」とざっくりとした内容でした。

ほかにどんな費用を支給してくれるのか気になるところ。

 

▼支給内容、金額などは以下のとおりです。

令和3年度の支給額(第1次申請に認定となった場合)※支給時期は予定
支給費目 支給内容 支給予定時期
学用品費 学用品費の購入にかかる経費の一部
・小学校(年額):11,630円
・中学校(年額):22,730円
各学期終了後(9月、1月、3月の下旬)
通学用品費(1年生を除く) 通学用品の購入にかかる経費の一部
・小学校(年額):2,270円
・中学校(年額):2,270円
1学期終了後(9月下旬)
修学旅行費 修学旅行に参加した場合の参加費の一部
・小学校(上限額):23,800円
・中学校(上限額):60,910円
 修学旅行実施後(9月、1月、3月の下旬)
学校給食費 給食費として保護者が負担する経費の実費(給食費の集金に直接振替) 保護者口座への支給はなし
新入学準備費
(中学校新入学分)
中学校の新入学用品の購入にかかる経費の一部
・小学校6年生に入学前支給 年額63,000円
3月中旬
新入学児童生徒学用品費 新入学用品の購入にかかる経費の一部(1年生のみ)
※新入学準備を受給済みの場合は支給なし
・小学校(年額):57,060円
・中学校(年額):63,000円
1学期終了後(9月下旬)
校外活動費


校外活動に参加した場合の参加費の一部(交通費、見学料のみ)
【宿泊なし】
・小学校(上限額):1,600円
・中学校(上限額):2,310円
【宿泊あり】
・小学校(上限額):3,690円
・中学校(上限額):6,210円
2学期終了後(1月下旬)
通学費 公共交通機関を利用して通学する場合の通学費(学区内・通学距離などの条件あり) 各学期終了後(9月、1月、3月の下旬)
医療費 学校病(虫歯、慢性副鼻腔炎、中耳炎、結膜炎など)にかかり、事前に学校へ申込して渡された書類を医療機関へ持参して治療を受けた場合の医療費 教育委員会より医療機関に直接支払い又は各学期終了後(9月、1月、3月の下旬)

 

意外とたくさんありますね!

全部覚えておくことは無理なので、「これって、就学援助費のなかにあるかな…」と思い立ったときに確認するのがよさそうです。

 

就学援助制度の申請方法【郵送】

就学援助制度の申請方法

新型コロナウイルス感染症が流行する前までは、指定の場所(例:岡山市役所7階の大会議室など)に出向いていたんですが、コロナ禍を経てオンライン申請、郵送申請が主となりました。

以下は郵送での手続き方法を案内しています。

就学援助費交付申請書



就学援助費交付申請書」をゲットし、指定の住所へ郵送しましょ~。

肝心の申請書は、ホームページからダウンロードができます。

 

また5月上旬に、対象者だけではなく一律全校生徒へ「就学援助申請のお知らせ」が児童へ配られます。

令和6年度「就学援助申請」のお知らせ

令和6年度「就学援助申請」のお知らせ

以前は、「就学援助費交付申請書」も添付されていましたが、オンライン申請を促すためか、令和6年度からは添付されなくなりました。

 

添付するもの

申請書だけで受理されるのではなく、添付が必要なものもあります。

 

必要なものは、以下のとおりです。

  • 預金通帳のコピー

 

ええ!( ゚Д゚) と驚くかもしれません。

でも、なにも預金額を見るわけではないんです。

ただ単に、申請されれた振込先が実在しているのか、口座番号などがあっているのかを知りたいだけ。

 

だから、表紙を開いた箇所の支店番号だとか口座番号がわかるページでOKです。

なんならキャッシュカードのコピーでもOKです。

 

僕はキャッシュカードにしましたよ。

今の時代、ネットバンクだと現物の通帳なんてないですからねぇ。このあたりの扱い、なんとかしてほしいものです。

 

その他、該当の場合のみ必要なものは次のとおり。

  • 児童扶養手当を受給している場合は、児童扶養手当証書のコピー
  • 障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳のコピー
  • 住民票登録地が岡山市でない場合は、住所があった市町村が発行する所得証明書

児童扶養手当証明書

児童扶養手当証明書

添付忘れに注意しましょう~。

 

就学援助費交付申請書の郵送先住所

就学援助費交付申請書の郵送先住所は、以下のとおりです。

 

〒700-8544
岡山市北区大供一丁目1番1号
岡山市教育委員会就学課

 

なお郵送料は自己負担となります。

定形郵便である封書で送った場合、25g以内であれば84円で送れますね。

就学援助費の封筒

岡山市教育委員会就学課としては、特定記録または簡易書留を推奨しています。

  • 特定記録:160円加算
  • 簡易書留:320円加算

 

困窮しているのに、上記の加算金額はいただけない……。

 

就学援助制度の申請方法【オンライン】

令和5年度より、待望のオンライン申請が始まりました!ありがてぇ、ありがてぇ。

オンライン申請をするためには、「令和6年度「就学援助申請」のお知らせ」に記載されているQRコードをスマホで読み取ります。パソコンからの場合は、対象のページへアクセスしましょう。

▼……ただし、上記で案内したQRコードをスマホで読み込んでも、岡山市の「就学援助制度について」のページに飛びます。

※以下から続く画像は、令和5年度に手続きをしたものです。

就学援助制度【オンライン】

▼直接申請のページへ行くには、そのページにあるリンクをタップしなくてはいけません。めんどくせ。

就学援助制度【オンライン】

▼タップした先、もしくはパソコンで上記に表示されているQRコードを読み込むと、以下の申請ページへと飛べます。……めんどくせぇ。

就学援助制度【オンライン】

▼「利用者登録」するのも、さらにめんどくさそうなので、ここは「利用者登録せずに申し込む方はこちら」から進みました。「手続きの説明」からスタートします。

就学援助制度【オンライン】

「※添付ファイルは一度パソコンに保存してから開くようにしてください」と注意書きがありますが、スマホからの申請の場合は、これを読み替えてみましょう。添付書類は写真で添付すれば良いとのことなので、申請前に撮影しておくことをオススメします。機種によっては、撮影しながらでも進むことも可能です。※ただし画像は保存されません。

▼「令和6年度「就学援助申請」のお知らせ」に書いてあったことなどが、改めて書かれているので、念のため目を通してから「同意する」をタップします。

就学援助制度【オンライン】

▼「メール確認」のページに移動しました。

就学援助制度【オンライン】

▼画面を下へ移動させ「連作先メールアドレス」と「確認用」を入力し、「完了する」をタップしましょう。

就学援助制度【オンライン】

▼入力完了。

就学援助制度【オンライン】

▼入力したメールアドレス宛に、申請用のURLが届くのでタップしましょう。

就学援助制度【オンライン】

▼「内容入力」のページが表示されます。

就学援助制度【オンライン】

▼以下の内容を画面を確認しながら入力していきましょう。

  • 申請者氏名(保護者氏名)
  • 同意事項(デフォルトでチェック済)
  • 委任事項の選択(デフォルトでチェック済)
  • 郵便番号
  • 住所
  • 申請者の電話番号
  • 旧住所(令和5年1月1日の住所が他市町村の場合)
  • 【添付ファイル】旧住所の所得証明書(令和5年1月1日の住所が他市町村の場合)
  • 児童生徒1人目の氏名(以降2人目~3人目の入力箇所もあり)
  • 児童生徒1人目のフリガナ
  • 児童生徒1人目の生年月日
  • 児童生徒1人目の学校名
  • 児童生徒1人目の学年
  • 世帯主との続柄
  • 世帯人数
  • 世帯主の氏名
  • 世帯主の生年月日
  • 世帯主の現在の職業を選択
  • 同一世帯2人目の氏名(児童生徒を除く)※以降3人目まで入力箇所もあり
  • 同一世帯2人目の生年月日
  • 同一世帯2人目の現在の職業
  • 同一世帯2人目の続柄
  • 振込先口座情報(銀行や信金などの名称)
  • 支店名
  • 口座種別の選択
  • 店番号
  • 口座番号
  • 口座名義人
  • 【添付ファイル】保護者名義の通帳等のコピー
  • 【添付ファイル】児童扶養手当証の写し※受給中のみ
  • 【添付ファイル】障害者手帳、精神障害者保健福祉手帳、療育手帳のコピー
  • その他

▼必要事項の入力が終わったら「確認へ進む」をタップします。

就学援助制度【オンライン】

▼「申し込み」のページに移動しました。先ほど入力した内容に間違いがないかどうか確認しましょう。

就学援助制度【オンライン】

▼確認後OKであれば「申込む」をタップ!

就学援助制度【オンライン】

▼注意事項が表示されます。ここまでの画面で「整理番号・パスワード」など表示されていなかったんですが、このあとメールで届くので安心してください。

就学援助制度【オンライン】

▼「申込完了」です。この画面の下側にも「整理番号・パスワード」が記載されていました。

就学援助制度【オンライン】

▼申込完了後に届くメールです。

就学援助制度【オンライン】

▼しばらくして、受理通知も届きます。

就学援助

 

就学援助費の認定目安

就学援助費の認定目安

認定の目安は世帯全員の合計所得金額で、「基準となる所得額」以下の場合です。

 

▼たとえば令和3年度の基準は、以下のとおり。

世帯人数 基準となる所得額 (給与収入額の目安)
2人 1,916,000円 (約2,292,000円)
3人 2,296,000円 (約3,536,000円)
4人 2,676,000円 (約4,020,000円)
5人 3,056,000円 (約4,492,000円)
6人 3,436,000円 (約4,968,000円)
7人 3,816,000円 (約5,444,000円)

 

▼所得金額は、以下で確認できます。 

  • 給与所得者は源泉徴収票の「給与所得控除後の金額」の欄の金額
  • 事業所得者等で確定申告をしたひとは確定申告書の「所得金額(合計)」の欄の金額

▼源泉徴収票の場合は、ここと~。

源泉徴収票

▼確定申告書の場合はここ。

確定申告書

まぁでも、いきなり言われてるとよくわかりませんよね。

そんなときは、とりあえず申請を出しちゃえばいいと思います。あとは、行政で判断してもらえばOK

 

そのほか、「新型コロナウイルス感染症の影響などにより収入状況が激変した」とか、「障害者手帳、療育手帳を持っていて、その他特別な事情があり困っている」などの場合は、相談してみましょう。

 

認定の目安を超えていても認定となる場合があるそうです。

 

僕の場合(2020年の申請時)、滅茶苦茶困って申請をしてみたんだけど、なにも事情を聞いてくれず(コロナ禍前の対面方式だった。ちょっと話してみたけど、右から左に流された…)、結果的に不支給となりました…。

 

めげずに相談しよう!

 

▼ちなみに不支給の場合は、以下のような通知が郵送で届きました。

就学援助費不支給

 

就学援助費の認定がダメでも…

1回目(正しくは1次申請)の就学援助制度の認定がダメでも、その後2回目、3回目があります

諦めないことが重要ですよ。

 

僕の場合、1次申請では基準を満たしていませんでしたが、照会タイミングが変わる2次申請のときに認定が下りました。

 

1次申請のときは、収入が多めだったときの2019年の所得額を確認され、2次申請ではガタガタだった2020年の所得額を確認したみたいです。

 

2回目(2次申請)の時期は、入学後の5月末ごろに学校から案内があり、6月上旬に申請する流れです。

 

就学援助費が認定されたあとはどうなる?

就学援助制度で就学援助費が認定された場合は、郵送での連絡ではなく、子どもが通う学校から通知をもらえます

 

▼通知の内容は以下のとおり。

  • 就学援助費認定兼支給決定通知書の送付について
  • 就学援助費認定兼支給決定通知書
  • 就学援助を受けられる皆さんへ
  • 学校病治療に対する就学援助(医療費援助)について
  • 医療費の手続きについて
  • 治療用書類の申し込みについて

 

▼このなかから、「就学援助費認定兼支給決定通知書」は、こんな感じです。

就学援助費認定兼支給決定通知書

 

7月上旬に届きました。

 

就学援助費が支給されるタイミング・支給日

最初の就学援助費が支給されるタイミングは、9月の半ごろです。待ち遠しいですよね。

 

▼実際の支給日(振込日)は、以下のとおりでした。

毎年バッチリこのとおりではなく、近い日取りになると思われます。

回数 振込日
1回目(1学期分) 9月17日
2回目(2学期分) 1月17日
3回目(3学期分) 3月22日

 

最初の振込みの前に、子どもが以下の用紙を学校から持ち帰ります。

 

▼就学援助費支給通知書。

就学援助費通知書

給食費が全部戻ってくる~。わ~い。

……長男くん、好き嫌いが多いからあまり食べてないけども。なんか、申し訳ない。

※令和6年度からは、給食費の集金に直接振り替えるため、保護者口座への支給はなくなります。

 

なお書面の日付は9月21日ですが、実際に振り込まれたは9月17日でした。

 

▼2学期分は、1月中旬頃に通知の郵送(1/18付)と振込(1/17振込)があります。

就学援助費支給通知書

▼3学期分は、3月下旬頃に通知の郵送(3/23付)と振込(3/22振込)があります。

就学援助費支給通知書(3学期)

おわりに

1年生の1学期分の就学援助費には「新入学児童生徒学用品費」が入っているので、多めに感じます。

 

でも、次からは学用品費と給食費くらいなので、「まぁ、こんなもんか(´・ω・`)」という気持ちに。

しかしながら、これはこれでとてもありがたいのであります!

 

ぜひ活用してみましょ~。

 

お読みいただきありがとうございました。

それでは(´・ω・`)ノシ☆

 

 

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